内藤家文書 海上の図
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解 説
延享4年(1747)までは陸奥国磐城平、それ以降は日向国延岡に領地を持った譜代大名の内藤家に伝わった大坂から延岡までの海路図。大坂から瀬戸内海を通って内藤家の領地があった延岡へ向かう海路が示されている。絵図上には兵庫、明石、坂越、牛窓、多度津、鞆、御手洗、蒲江、島ノ浦を始めとして、船が停泊できる港が小さなものまで詳細に書き込まれている。江戸時代の延岡藩の経済は大坂と深く結びついており、延岡大坂間の海路の往来は盛んであった。作成時期不明。28㎝×204㎝。
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資料番号
内藤家文書増補追加5-88