内藤家文書 磐城平屋敷絵図
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解 説
延享4年(1747)までは陸奥国磐城平、それ以降は日向国延岡に領地を持った譜代大名の内藤家に伝わった磐城平城の絵図。城下の武家屋敷や町家のひと区画ごとに、間口・奥行、屋敷主の名字や名前などが書き込まれており、武家屋敷については屋敷主の変更を付箋で改めている。本品は延享4年(1757)のものとされるので、内藤家が延岡へ転封する直前の絵図ということになる。なお、本品に先行するものとして、享保20年頃に作成された「平城下古地図」(個人蔵)が存在し、同形式で磐城平城下の武家屋敷、町屋を描いている。323㎝×496㎝。(参考文献『磐城平城文献等調査報告書』いわき市、2022)
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資料番号
内藤家文書3-23-10-34-22