解 説

延享4年（1747）までは陸奥国磐城平、それ以降は日向国延岡に領地を持った譜代大名の内藤家に伝わった絵図。内藤家が統治した延岡藩領は、日向国の臼杵郡、宮崎郡と豊後国の大分郡、国東郡、速見郡に分散していた。本品は城のある臼杵郡の絵図で、高鍋藩領や幕府領、幕府領人吉藩預地を除く内藤藩の村々が描かれている。海岸から川を少しのぼった場所にある「御城」については、「延岡城下家中屋敷割図」（内藤家文書3-23-11-35-5）に詳しい。作成時期不明、172㎝×181㎝。

資料番号

内藤家文書3-23-11-35-3