内藤家文書 関原合戦画巻
-
解 説
延享4年(1747)までは陸奥国磐城平、それ以降は日向国延岡に領地を持った譜代大名の内藤家に伝わった絵巻。関ヶ原合戦絵巻は、慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いについて、石田三成の挙兵から三成勢の総崩れまでを描く絵巻。同内容のものが複数存在し、通常上下巻。内藤家文書には、「関原合戦画巻」の名で上巻のみが伝わる。三河以来の徳川家の家臣である内藤家は、関ヶ原の戦いの前哨戦・伏見城の戦いで、当主の家長が伏見城に籠城して戦死する。本品には伏見城に乗り込む西軍に対し、敵勢を弓で射貫く家長の姿が描かれている。45㎝×1510㎝。
-
資料番号
内藤家文書政道氏寄贈分6-5