横矧板鋲留短甲
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出土地
茨城県三昧塚古墳
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サイズ
高さ49.6㎝
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解 説
国指定重要文化財(茨城県所蔵、当館寄託)。三昧塚古墳は、行方市に所在する全長87mの前方後円墳で、時期は5世紀末。後円部の石棺とその周辺から国内で唯一の金銅馬形飾付透彫冠等多数の副葬品が出土し、主要な出土品が2018年に重要文化財に指定された。 この短甲は石棺外の副葬品集中部から出土したもので、横長の鉄板を鋲で留める構造である。鋲が少数で大型、右脇の金銅蝶番金具の鋲が3個、覆輪(短甲の上下の端部)が鉄製などの特徴がある。2022年の修復により三重県の短甲と形状が類似することが明らかになった。