横矧板鋲留衝角付冑
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出土地
茨城県三昧塚古墳
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サイズ
高さ15㎝
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解 説
国指定重要文化財(茨城県所蔵、当館寄託)。三昧塚古墳は、行方市に所在する全長87mの前方後円墳で、時期は5世紀末。後円部の石棺とその周辺から国内で唯一の金銅馬形飾付透彫冠等多数の副葬品が出土し、主要な出土品が2018年に重要文化財に指定された。 先端が尖るシンプルな形のこの冑は、石棺外の副葬品集中部から出土したもので、横長の鉄板を鋲で留める構造である。先端の幅が広く鋲が大きいなど、同種の冑の中でも新式の要素を持つ。下方から見るとよくわかるが、帽子のつばのように見えるのは、腕などの武具の一部が付着したものである。