石匙
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出土地
岩手県雨滝遺跡
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サイズ
長さ10cm
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解 説
石匙(いしさじ)は、縄文時代を代表する打製石器の一つ。縄文時代早期から登場する。細かな打ち欠きにより、つまみ状の突起と刃部が作り出されている。つまみ状の部分に紐をかけたり、柄に装着したりしてナイフとして使用されたと推定される。石材は地域ごとに多様であるが、硬質頁岩、黒曜石、安山岩など緻密な石材が用いられることが多い。雨滝遺跡からは多数の石匙が出土している。本例の石匙は硬質頁岩製で、横に広がる刃部とこれに対向する箇所につまみ状の突起が作り出されている。横型石匙の典型例といえる。