じっくり見る 縄文時代

深鉢形土器

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  • 出土地

    篠山(しのやま)貝塚

  • サイズ

    高さ:20.4cm

  • 解 説

    篠山貝塚は、栃木県栃木市藤岡町に所在し、1921年以降、数回の発掘調査が行われている。
    縄文時代前期を中心とする貝塚。
    明治大学による発掘調査は1951年に行われた。
    貝層はヤマトシジミを主体とするが、鹹水(かんすい)産のカキ・ハマグリ等を含む。
    約8,000年前をピークとする縄文海進による関東平野最奥部の旧海岸線に近い場所に形成された貝塚である。
    画像の土器は、縄文時代前期前半の関山(せきやま)式土器である。
    器形は深鉢形で口縁は波状を呈している。
    口縁部に近い場所には、半截竹管(はんせつちくかん)による平行線と小さな粘土が瘤状に貼付けられており、胴部には羽状縄文(うじょうじょうもん)が施されている。