じっくり見る 縄文時代

尖底深鉢形土器

クリックしながら動かすと
画像を自由に回転させてご覧いただけます。
見たい部分をダブルクリックで拡大・縮小できます。

  • 出土地

    夏島(なつしま)貝塚

  • サイズ

    高さ:32.2cm

  • 解 説

    神奈川県横須賀市夏島貝塚出土の縄文時代早期前半の撚糸文系土器。
    夏島式と呼ばれる。
    重要文化財、夏島貝塚は1950年に発掘された現存する数少ない早期貝塚の一つ。
    日本で二例目の放射性炭素年代測定が行われ、約9500年前に遡る夏島式土器期の年代測定値は、縄文時代の古さをめぐる論争を引き起こした。
    本資料は底が尖った「尖底土器」で、60%程度残った破片から復元された。口縁部の径が28.7cm、復元された器体の高さは32.2cmをはかる。
    底部の一部を土中に埋めて固定し、煮炊きに使われたと考えられる。