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内藤家文書 江戸御上屋敷絵図

  • 解 説

    延享4年(1747)までは陸奥国磐城平、それ以降は日向国延岡に領地を持った譜代大名の内藤家に伝わった江戸屋敷の絵図。内藤家は三河以来の徳川家の家臣で、徳川家の関東移封にしたがって関東に移り、天正19年(1591)に現在の虎ノ門に屋敷地を拝領した。江戸屋敷は用途別に、藩主の居所である上屋敷、隠居した藩主や世子の居所である中屋敷、郊外の庭園や火災時の避難邸として使用される下屋敷などと呼び分けられる。本品は藩主の居所である虎ノ門屋敷の図で、上屋敷として内藤藩の江戸での拠点となった。安永5年(1776)、104㎝×105㎝。

  • 資料番号

    内藤家文書政道氏寄贈分1-6-3